緊 急 事 態 対 策
( 内 規 )
1. 目 的
茨城県吹奏楽連盟が主催する各種大会において,会場および会場周辺の状況について 周到な注意をはらい,不測の事態による事故等の人的被害の発生を阻止,参加団体なら びに参加者が,安心して初期の目的が達せられるよう,安全管理に万全を期すことを目 的とする。
2. 緊急対策委員会
本連盟は,前項の目的に沿い,茨城県吹奏楽連盟規約第28条の定める専門部会の特 別部会に,「緊急対策委員会」を設置するものとする。
「緊急対策委員会」は,以下にあげる3項ならびに4項・5項の対策・実践について 協議し,実行する。
また,「緊急対策委員会」の委員長は,本連盟の主催する各種大会等当日の,緊急事 態対策担当者とする。
3. 事故等の予防対策
(1) 茨城県吹奏楽連盟の主催する各種大会(以下大会という)の各係員(以下係員とい う)は,持ち場区域の整理整頓につとめ,通路を狭めたり,塞いだりして,通行を妨 げることのないよう注意する。
(2) 係員は,大会当日の係員打合せの事後は,必ず非常口・消火器・避難通路等をはじ め,危険物や不審者の有無についても確認する。
(3) 異常を認めたときは,速やかに係責任者または大会本部へ報告する。
大会本部は,報告の内容を確認し,直ちに使用会場責任者に連絡して処理解決する。(4) 大会本部は緊急時に備え,当日の緊急事態対策担当責任者との連携を確認しておく。(5) 大会等,当日の緊急事態対策担当責任者は,各係責任者と共に会場とその周辺の状 況を視察確認して,緊急事態に備えなければならない。(以下,緊急事態対策担当責 任者を大会本部へ含める)
4.緊急事態発生の場合の対策
(1) 火災発生のとき
・ 火災発生を発見した者は,直ちに初期消火態勢をとり,速やかに消防署へ通報する とともに,大会本部へ報告する。また,火災の状況に応じて,会場係へ連絡して退避 の準備をとらせる。
・ 大会本部は,初期消火への人的配備と入場者の退避誘導を指示し(場内放送等), 参加者および入場者が混乱の生ずることのないよう,適切に判断し行動する。
(2) 地震発生のとき
・ 大会本部は,発生した地震の規模等を察知・判断して,参加者および入場者に対し て冷静に行動することを指示し(場内放送等),危険と判断したときは,混乱の生ず ることのないよう適切な誘導を整然と行う。
(3) 怪我人・病人が発生したとき
・ 大会本部は,事態に備えて緊急看護室を1階に設定し,常時看護婦・看護職員等を 配備しておく。
・ 怪我人・病人が発生したときは,係責任者をとおし緊急看護室の係員に連絡して 指示を受け,適切な処置をとる。また,同時に大会本部へ報告する。
・ 大会本部の責任者は,救護係員の救急処置と,対策の判断をもとに,医師の診断 や治療を受けられよう手配を指示する。(救急車,医師の手配)
(4) 交通事故の防止
・ 特に大会終了後,会場付近の交通(通行を含め)の混乱が予想されるので,係員を 配備して交通事故の未然防止につとめる。
5.そ の 他
(1) 会場内が混雑を極め,通路等に座って鑑賞する者がある場合は不測の事態が発生し たときの危険に備え,大会本部へ連絡して,適切な処置をとるものとする。そのた めにも,会場係は,常に入場者の動向に気を配らなければならない。
(2) 台風等の接近で,大会の開催が危ぶまれる場合は,理事長が判断して,参加団体の 責任者に通知する。